「それとも身体で払うか?」
その人はニヤりと笑った。
怖い...怖いよ...助けて...誰か...
その人の顔がまたどんどんと近づいてきて
気づいたら少しでも動けばキスしてしまいそうな距離まできてしまっていた。
お財布を出したいけれど
まるで金縛りにあったみたいにうごけなくなってしまった。
抵抗1つしない私にその人は
「それが答えだな」とまたニヤりと笑う。
違う!違うよ!
でもそういう声を出すことも出来なかった。
もう...ダメ...だ。
そう諦めた瞬間だった。
その声が耳を掠めたのは...
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