んで朝の電車なう。
あっ、今日もさえじま君いる〜わーい
...じゃなくって
今日からしばらくあたしは1人で通学する。友達が朝練があって行けなくなってしまったから。
見つめ放題だけど...やっぱ1人だと気が小っちゃくなる。
よ、よしっ話しか.........
『この先カーブがあるのでお立ちのお客様は...』
えっ
なんちゅうタイミングで
ガタンゴトンガタンゴトン
「きゃっ」
今朝は少し空いていたせいで、つまづいて、バッグの中身が散らばった。
チラチラと周りの人があたしを見ている。
『ーー次は○○駅○○駅ー...』
一斉に車内から人が降りていく。
さえじま君もこの駅で降りていく。
恥ずかしい...さえじま君にも見られた...
しかしさえじま君はあたしの前にしゃがんだ。
「ぇっ」
落ちた物を拾ってくれた。
「あっ、ありがとうございま...」
『ドアが閉まります』
「「あっ」」
ガタンゴトンガタンゴトン...
さえじま君の降りる駅がぁ...
