今日も晴天。良い天気がとても恨めしい。
「雨ふれば休めんのにー…」
「朝からなにサボろうとしてるんだよ」
「裕太さん!?なんでこんな時間に…」
「仕事って彼女が離してくれなくてね。朝帰り」
ぶつくさ文句を言っていれば背後から幼馴染みの声が。聞けば夜勤明けでちょうど帰ってきたと疲れの出ている笑みを見せながら教えてくれた
…毎度の事ながら何故この人は仕事を変えないのだろうか。仕事中毒なの?
「あまり無茶しないでくださいよ…良い年なんだから」
「まだ20代だからその言い方やめてくれよ」
「はいはい。じゃあまた今度お話しましょうね〜私時間ヤバイんで」
話してて忘れる所だった。遅刻しちゃうよ。悠、お前馬鹿なの?
走ったらギリ間に合うかな…?
考えるより行動だよね。よし、走ろう。
体力に自身ないけど。