君を見たとき
本当に胸がきゅんとなった。
僕はそうゆうの信じないはずだったのに。
でも確かに君を見たとき
僕は確実に恋に落ちたんだ。
春の、暖かな日差しが差す
放課後の図書館。
少し開けた窓から
桜が中へ舞い込んできていて。
読書したら寝てしまうかな
なんて考えていた矢先、
君は読んでいたであろう本を
放り出し、
机に突っ伏して寝ていたね。
君はこの学校で有名な美人さん。
なのに、
周りを気にしていないような
豪快な寝方をしていて。
なんだかそのギャップに
僕は吸い込まれた。
つまりは、
冒頭へ戻る。
君に恋に落ちたんだ。
まさかその時は
君と両思いになれるなんて
思ってもみなかったけどね。
だって、僕はメガネだし、
頭ボサボサだし、
…とにかくさえない男子だから。