頼くんが誘ってくれるらしいので、私はグアイーズの曲を口ずさみながら完成させていく。 「誰でもいいの?みーちゃん」 「うん!」 頼くんは携帯を出し、 「……あ、もしもし。頼です。 あの、もしーーーーで、よーーーばーーーー」 誰かに電話をかけながら台所から出たいった。 誰にかけたんだろう? まぁいいや、と切り替えてケーキの仕上げをこなす。 今年はヤッシに何贈ろうかなぁ。