ヤッシのデザインが描かれたチョコレートをケーキの上にのせる。
それをみた頼くんは理解したらしい。


「みーちゃん、それは食べきれないんじゃ…」


今年は張り切りすぎて、長方形の7号で作ってしまった。
私は頼くんに言われて初めて気づいてしまった。

「ど、どうしよう……!」

「他にも呼べばいいんじゃない?」


「誰呼ぼう…!」

「誰か誘ってみる」

「頼くん…!ありがとう…!」