しかもみーちゃんは泣いてしまうからと、PVや雑誌をみないとしてるが彼らのもつラジオだけは聴いている。つまり、ほぼとはいえグアイーズが揃ってしまえば会話でわかってしまうだろう。
それは、なんか、すごく可哀想。
「まぁ、大和くんと蒼空くんには次の親戚集会で会えると思うんで、そのときに話します。」
「集会?」
何それ、と聞くタツさんに説明する。
「まぁ要はパーティーなんすよ、親戚の。」
「スケールでかいよな、お前んとこ。ツツジもか?」
「ツツジさんは多分出ませんよ、恭弥」
そう、きっとツツジさんはこない。
いや、これない。
なぜこむらさんがそれを知っているのか疑問に思ったが、誰かから聞いてるのだろう。
ツツジさんか、
大和くんか、
蒼空くんか、
はたまた三人共なのか。
それはわからないけど、こむらさんは事情を知ってる気がした。
わかったのは、大和くんも蒼空くんもツツジさんとは会っている。仕事とはいえ、会っている。
俺はそれがすごく嬉しかった。


