あまりにも三人に対して素っ気なく言う頼くんに腹が立ち、捲し立てる私に頼くんは、
「ごめん、みーちゃん。」
謝る。
「もう…頼くん。それにね、三人はおじさんの知り合いなんだよ。だからちゃんと謝ってね。」
「マジっすか?」
「え、うん。ツツジのこと?」
マジかよ…
ツツジさんの知り合いかよ…
とぶつぶつ呟く頼くんを横目に、
「ごめんね、タツくん、キョウさん、こむらさん…」
しょんぼりする私。
「いいよいいよ、弟くんのわらび餅美味しかったし!」
「あ、どうでしたか?」
「え、うん!美味しかったよ!キョウちゃんが1番喜んでたよね〜あはは」
「よかったっす。すいません、失礼な態度ばっかとっちゃって。」
頼くんが本当に申し訳なさそうな顔をしている。
「気にすんな。ねーちゃんがそれだけ大事ってことだろ。いい弟持ってんじゃねーか、こなみ」
「うふふっ頼くんは私のお嫁さんですっ」
キョウさんの言葉ににやける。


