「こなみ、お疲れ。
…惜しかったね」
「…っ。はい…っ」
ツツジさんの言葉で泣きそうになる。
その言葉には、色んな感情が含まれてるように思えた。ツツジさんにも、私にも。
そのあともツツジさんは、作品の評価をしてくれた。
「こなみと僕でいつか小鳥遊家のパーティーをプロデュースしたいね」
その言葉が、私には1番嬉しかった。憧れの人と一緒に作れる。いつか絶対実現させたい。
そのための魔法の言葉とさえ私には思える。
私はツツジさんが帰って行く背中に深く頭を下げる。
私の憧れの人は本当にすごい。
私のみて欲しいとこをみて、ダメなとこを的確に。次も楽しみにしてると一言、微笑みと共に残して去るのだから。


