「小鳥遊さん、舞台袖にお願いしまーす」


先輩に声をかけられ、クロエさんと私は舞台袖に移動する。


「うひゃー!緊張してきました…!吐きそうです…!」

「うーん、私からのアドバイスはみせたい人にみせに行くつもりでいけばいいと思うワ!」


みせたい人…
ツツジさんと神楽ちゃん、頼くん。



そして、こむらさん。



私も彼の作品をみせてもらった。たとえボツだと言っていても、それはこむらさんの作品。私もボツにされても作品だ。



よし、行くぞ…!




「No.3、2年の小鳥遊 こなみさんの昨年の作品です。昨年の作品はーー…」