そんなわけで作業の3分の1をしてくれた頼くんのおかげで徹夜は二日くらいで済んだ。頼くんいなかったらほぼ徹夜続きになるとこだった。


こむらさんとタツくん、キョウさんが気に入ってくれますよーに。


そう願って、手作りの布バックに三人分それぞれ詰める。


説明と手紙、それからアクセサリーも詰めて。


私の服作りのほとんどはお母さんの従兄弟、つまり私からしたらおじさん。その人から頂いている。私の憧れのデザイナーさん。


昔はすっごい好きで、おじさんと結婚する!とか言ってた。今じゃそのおじさんは素敵な奥様持ち。今はその夫婦が目標で憧れ。



アクセサリーはバイト代。
おじさんとこで土日だけ働かせてもらっている。今度のコンテストにもおじさんは来てくれる。


そして、こむらさんたちも。
だから精一杯頑張る。