気づいてからはっとする。
急にコウのことを意識してしまう。
「…コウ、私…!」
「なあにリサ。俺ならいいの?」
コウの頬に触れている
私の手をコウにとられた。
そして、ーーー
指を、コウの口にふくまれた。
「コウっ…?!」
私の指を舐めているから
コウはなにも話さない。
いやらしく、指を舐め続ける。
ーーー牙に、人差し指が触れた。
(牙だ…。)
そう思ってもっと触れようとすると、
「リサそれはだめだよ。
血出たらどうするの?」
コウが指を離す。
「触ってみたくて…。」
「残念、もう落ち着いたから
牙もひっこんだよ。」
いーっと歯を見せてくれる。

