vampire rings.






なにを言ってるの?
コウ…まるで、出会う前から
私のことを知ってたみたい…





「コウは生まれたときから
私をしってるの?」




「知ってる…って言ったら
半分嘘になっちゃうのかな…。」



そう言って、私を膝の上に乗せた。

はじめてこんなことされたから
恥ずかしくてしにそうだったけど
なんだか嬉しくて拒めなかった。


コウは私の髪を梳きながら
話を続ける。




「生まれたときから俺は、
花実を守る使命を受けてたんだ。
人間の吸血は行わないって決めたのも
父さんだし、もちろん最初はみんな
吸血したくてしょうがなかったけどね。
でもみんな欲求を抑えてくれた。
他の家柄や、自分の家を守るためにも
吸血欲求を復活させるような、
花実の蜜は誰にも吸わせてはいけない
と父さんは考えたんだ。そこで
使命を受けた。最初は…兄である
セイガもこの役目だったんだけど
家を出て行ってしまったから、
俺が一人で受け継いだんだ。

花実を守る、最初はただ
それだけだったんだけど、
君を一目、小さいときにみてから
もう花実としては見れなくなった。
一目惚れしちゃったんだ。」




そう言われて顔が熱くなる。
私はコウのことを知らなかったのに。




「だから、花実としてではなく、
一人の女としてリサを見てきた。
ずっとずっと話したかった。
けど、近寄ることは禁じられていたから
あの、リサが11歳でセイガに
出会った時、やばいと思ったけど、
すごくラッキーだと思った。」