「立ち話もなんだから、
俺んちきて。」
「コウんち…?えっ!ちょっと!」
私の返事も聞かないで、
コウは私を担いで身軽にジャンプした。
「あ、そうだ。暴れたら落とすね。」
にこっとコウは笑うけど、
私は身震いしてしがみついた。
あ、走ってる…と思った瞬間、
コウが止まった。
と、思ったら高くジャンプした。
声も出せないくらい怖い。
目、閉じとこう!!!!
とさっ
やわらかい、ベッドの上におろされた。
「リサ生きてる?
ここ、俺の部屋ね。」
目を開けると、王宮のような、
別荘のような広い部屋だった。
「コウの家って、街から
近いのね…。」
ヴァンパイアの住んでいるところは
もっともっと遠くなのかと思っていた。
「え、俺めっちゃ走ったよ(笑)
ヴァンパイアってね、人の何倍も
速く動けるんだよね。」
そうなんだ…だから、
さっきもすぐ後ろにいたんだ…

