『リサ…。』
!!!!
頭の中に、声が響いた。
私の名前を呼んでいる。
誰だかわからないけど…
なぜか、あの場所にいかなければ
いけない気がした。
「ヒ、ヒビト!私ちょっとでかけてくるね。」
ヒビトに心配をかけないように
やんわり声をかけて外に出ようとした。
「!…リサ!」
ヒビトに腕をつかまれる。
少し痛い。
「どうしたのヒビト。」
「いや…なんか…お前が
帰ってこない気がして…。」
目を伏せてそうつぶやいた。
「大丈夫、すぐ帰ってくるよ。」
そういって、つかまれた
ヒビトの腕を引いて抱きしめた。
「リサ…ごめん。
遅くなんないようにな。」
ヒビトは私の肩に頭をのせた。
(なんか今日のヒビト変…。)
そう思ったが、ヒビトを
置いて家を出た。

