〔龍side〕

俺は家に帰ってからしばらく寝る事にした
ベッドに横になり数秒も立たない内に眠りについた…







…「龍、龍、龍」

女の声が聞こえる…
女は真っ暗で顔が全然見えない…でも俺はコイツを知ってる気がするんだ…

…「龍、龍、龍」

龍「お前は誰なんだ!何で俺の名前を呼ぶ!」

…「龍…ごめんね」

そお女は言いながら俺から遠ざかっていく

龍「待てよ!待て!」

どんなに手を伸ばしても届かず女は闇の中に消えて行った…



龍「待てー!…ハァ…ハァ…ハァ…またこの夢かよ」

最近同じ夢を毎日見る…
あの女…誰なんだ…

そぉ思いながらリビングに行くと外から何だか嫌な空気が満ちてきている事に気づいた

俺はすぐに俊と菜々に連絡し
嫌な空気が集まって来ている所に急いだ

ソコには邪悪な気をまとった妖怪とシッポが3つに別れていて大型の山犬見たいな妖怪が睨み合っていた

そこに俊と菜々も駆けつけて来た

俺は普通の人間に見えないように菜々に結界を張るように言った

菜々の結界は俺ら陰陽師の中でも一番の実力を持っている

菜々は呪文を唱えてから結界を張った

俺はこの2匹の妖怪の話に耳を傾けた

邪悪な妖怪「姫を我らに渡せ、そしたらお前の命は
助けてやる」

珀「ふざけるな!アイツは私のだ!
お前らにやるくらいだったら…死んだ方がマシだ」

邪悪な妖怪「ならばお望み通り殺してやる」

そお言った邪悪な妖怪はもう1匹に攻撃してきた

菜々「結界」

菜々はその攻撃を結界を張り受け止めている

俺はその結果の中から呪文を唱える

龍「呪縛」

俺が一言放つと手から文字が紐状になり邪悪な妖怪を縛る…これで動けないはず

呪文を唱えて消そうとするとその邪悪な妖怪は呪縛を無理矢理解く、その瞬間邪悪な妖怪は俺に攻撃をしてきた

龍「うっ…」

もろ腹にきた…やべぇ…こいつ強い…


邪悪な妖怪は俊と菜々、もう1匹の妖怪にも攻撃をしようとしていた

龍「やめろ…」

立とうとするけれど動けない

邪悪な妖怪「お前らはここでくたばれ」

って言いながら笑ってやがる


くそ…どおすれば


すると
菜々が張った結界が塵になって消えて行った


澪「珀!!!」

そお呼ぶ声が聞こえた

龍「み…お…」

俺はそこで意識手放した…