初恋の人へ。




「わかった。じゃあ行くね」

「おう、んじゃ俺次の競技まで寝るから」

「えっ!? あ、おやすみ・・・」



試合を見に来て欲しい、
それだけ言って
琉生くんは寝てしまった。


正直、助かったかも。
こんな誰もいないようなところで
2人きりは落ち着かない。