初恋の人へ。






・・・勝手に走ってきたせいで、
今、自分がどこにいるかわからない。

見知らぬ街で独りぼっち。


お母さんに電話しようかな、と思ったとき。




「沙良ちゃん?」

「えっ、華音ちゃん!?」

「どうして、こんなとこに?」




私の目の前には華音ちゃんがいた。

そして、事情を話すと華音ちゃんは
駅までつれてってくれて。


せっかくなので、2人でお茶をしよう、
ということになった。