「なあ、沙良これみて」 「ん?」 そう言って琉生くんは 手に持っていた袋から何かを取り出す。 「わ、花火だ!」 「やんねぇ?」 「やりたい!!」 テンションが高くなる私。 そんな私を見て、琉生くんも笑顔になる。