初恋の人へ。




「こんな時間に誰かしら?」

「あ、私の友達!ちょっとでかけてきて、いい?」

「うーん、まあこんなド田舎だしね・・・いいわよ。
 あんま遅くならないようにね」

「うん、わかった!」



お母さんに許可をとり、
飛んでいくように私は玄関に出て行く。



「琉生くん!」