「琉、琉生くん!? なんでここに?」 「うちの実家、ここらへん」 「え、そうなの? うちも、だよ」 「まじか、偶然だな」 まさか、こんなところで 琉生くんに会えるとは 思っていなかった。 神様、ありがとう! 思わずそんな独り言を心の中で言う。