「あらぁ、カッコイイ坊やねぇ
 お名前は?」

確かに私も名前知らなかった!

「僕?僕は結時(ゆいと)だよ!」

結時かぁ…。めずらしい漢字。
もしかしてDQN?w

「僕はこの時計の中で数年眠っていたんだ
 時計が動かなくなったのも
 そのせいだよ?陽子さん」

陽子さんも真剣に話を聞いている。

「陽子さん僕を買ってくれてありがとう」

瞳の色と髪の色がピンク色になった。

すると結時が
「僕は感情と未来に向かう時、
 過去に向かう時で髪色と瞳の色が
 変わるんだぁ(*^^*)」

説明を聞くと…。
未来と過去?!

不思議に思った私は質問した。

「結時って未来と過去に行けるの?!」

結時は
「行けるよ(*^^*)
 その代わり生きていた時代だけだよ。
 戦国時代とかは行けないんだぁ(*^^*)」

真っ先に興味を持ったのは陽子さん。
「結時くん!
私を過去に連れて行ってくれないかのぉ…。」

陽子さんには昔何があったのだろう。
目をキラキラ、輝かせている。

昔に良い事でもあったのだろうか。