……ミアがいなかったから……?



その答えにたどり着いた時、当たり前の事だというのに……気持ちが一気に萎んだ。


馬鹿だ。

ミアを探しに来てるって言うのに、ミアがいなかったらそりゃ苛立ちもするでしょ。

当たり前じゃない。

……なのに、それでもやっぱりミアの事しか目に入ってない様子を見ると凹む。


だって今君の目の前にいるのはミアじゃなくって、私(実亜)なのに。



私は空を見上げ、すぐに俯いた。

ここには空に瞬く星が無い。

キラキラ光るものでは無く、あるのはバルーン状に浮かび上がるマーブル模様の惑星。


……この世界では星に願う事もできないんだね。


空に浮かぶ惑星はどこか無機質に見えて、願い事なんて叶えるどころかバリバリと砕かれてしまいそうな気がする。