舞台を見ると、

いかにも優等生って感じの、
美少年が立っていた。


「本日は、私たち新入生のために
このような盛大な式を挙げて下さり、
誠にありがとうございます」


微笑むでもなく、
ただ淡々と言葉を紡ぐ彼。