「いい質問です!ドクツルタケの岡崎君!!」

「は‥‥?」


いつもクールな瑛でさえ、いきなり目を輝かせ、よく分からないあだ名をつけられれば、目も点になる。


「その綺麗な白い頭、まさしくドクツルタケです!!」

「あきらおにいさん、どくつるたけさん‥‥!」


名前からして毒々しいきのこだが、それは突っ込んでいいのか。


「いや‥‥白くはないだろう。銀のはずだ。」

「ちゃうやろ!」

「瑛さん!そこじゃないです!!」


キラキラと輝く瞳で、同じ顔が二つ、瑛を見つめている。


「おーりぃおにいさんは、いちょうさんです!」

「ボクに触ってもかぶれたりせぇへんか、安心してや~!」


思わず瑞希に合わせてしまったオーランド。
後悔しても遅いが、まりあと瑛から、生ぬるい目で見られて、少し落ち込んだ。