ありがとう、そしてごめん…




『はぁ…』

実果「由華、何ため息なんかついとんの?」



今は学校に来ていて、教室に居る


ちなみに、休み時間



深刻な顔でため息をつくウチに、実果が
心配そうに聞く

『なぁ、ウチ今悩んどんのやけどさぁ…好きって何なん?』

自分の席の机をぼぉーっ、と眺めながら
言う

実果「えっ⁈ アンタ、恋でもしたん?」

実果は、驚きとニヤけが混じった顔をし ている

『いやぁ…、それがわからんから悩んどんのやん?』

相変わらずぼぉーっ、と机を眺める

実果「アンタは、その人の事どぉ思っとんの?」

『ん〜?
アイツは、ウチの事初めから目が死んどるってわかってくれとって、ウチを救ってくれた人。』

実果「えっ⁈ むっちゃ、ええ人やん!
実果も最近由華の目が死んでないから、嬉しかったんやで‼︎」

実果は、興奮しているのか、ウチの肩を
思いっきり揺する


…ってか、目が死んどるって気付いとっ たんかーい!


ウチは一人、心の中で突っ込む

『そっから、頻繁に遊んでくれるし、連絡もとってくれとるし…。
一緒におって、むっちゃ楽しい。ツラい時も、話し聞いてくれとるし』

眉毛を八の字にして、実果を見る

実果「他には?」

『アイツの笑顔を見ると、キュンッ♥︎みたいな?
アイツの隣におるだけで、ドキドキする。しかも、むっちゃ落ち着く』

実果がニヤニヤし始めた

実果「おぉっ‼︎ 由華、それは恋やで!」

実果は、さっきから顔がニヤけっぱなし

実果「うんうん。もぉ、いっその事今日告りなっ‼︎」


えっ⁈

今日ですか、姐さんよぉ…



でも、秋斗を待たすのも嫌やし…

“好き”ってわかったからには、今日しか
ないよなぁ…?



…オッケ!


『わかった。ありがとぉなぁ〜‼︎』

ウチは急いで立ち上がり、鞄を持って教 室を飛び出した

実果「えっ⁈ ちょっ…、由華⁈」

実果は、驚いた声でウチを呼ぶ

『ごめんっ!』

一言謝り、一気に階段を下りた