ありがとう、そしてごめん…



「由華〜!今日遊ばへん?」

帰ろうとして教室を出ると、幼なじみの 駿(シュン)が待っていた


田中 駿(タナカ シュン) 中学1年

野球部のくせに、少し長めの少し茶色の 髪

ヤンチャなのか、マジメなのかわからな
い明るい奴

周りには、いつも5人くらい人がくっつ いている




『いや、今日はええわ。ごめんな、誘ってくれたのに』

ウチは、申し訳ないというような顔をし
て、その場を去った




『はぁ…』

階段を一人で降りながら、ため息をつく

「何、ため息なんかついとんの?」

上から声が降ってきた

『晃樹かよ…』

上を向くと、1つ上の学年の晃樹(コウキ
)がいた

晃樹「俺やったら嫌なんかいな!」


テンション高っけぇ…


晃樹がウチの横まで下りてくる

晃樹「帰んのか?」

『はあっ⁈ 当たり前やん。
下校時間やのに、逆にガッコおるほうがおかしい』

驚いた顔をしながら言う

晃樹「あはははっ。間違いねぇ!
じゃ、お疲れ。引き止めて悪かったな」

『悪いと思うんやったら、最初から引き止めんな(笑)』

晃樹「嫌。悪いと思っても、見つけたら引き止めたる(笑)」

そう言って、また階段を上って行った


ホンマ、アホやわアイツ(笑)


そう思いながら、階段を下りた