―俺があいつを好きになった理由―
それは入学式の日。
その時俺はすげぇ不機嫌だった。
なのに女たちがうるせぇ。
“ドンッ”
目の前で学年で1番かわいいと言われている女とふつーな男がぶつかっていた。
あーゆー女って性格ぶすだよな。
そー思って見てると
『ごめんなさいっ!大丈夫ですか?』
と女が聞いていた。
『ぁ!今日たまたま絆創膏持ってるんだった!よかったら使ったください!』
と言って、その男にわらった。
その笑顔がすげぇかわいくて愛しく思った。
ある意味一目惚れってやつだ。
それからずっと俺は片想いをしている。
まぁ、実るはずねぇよな。
顔を見ればはずくてぶすしか
言ってねぇもんな。
俺はそう思いながら眠りについた。

