閉鎖病院

「キャアァァ―――ッッ!!!」




思わず声をあげていた。




そして走り出していた。 
 


こんなの夢だ!


夢!




そう私に言い聞かす。



私は走る足を止めた。



「お姉ちゃんー・・・どうしたのぉ?」




知恵子ちゃんが近づいてきた。