閉鎖病院

私はその水滴の音に合わせるように階段を上った。




「ゴール!!っとわぁっ!!」




床は水浸しだったようで滑ってしまった。




「あ~びっくりしたぁー」




私は床に手をつき、起き上がった。




「ん?」





何やら生温かい感じがし、手を見てみると――・・・




紅くて・・・





鉄のような匂いがした・・・






そうこれは――・・・・





血――・・・・