閉鎖病院

「お母さんがね・・いなくなっちゃったの」




迷子・・か・・・



「お姉ちゃんと行く?外に出るまで時間が掛かると思うけど・・・」




「うん・・・」




小さい女の子は頷いた。




「お名前は?」




「知恵子・・・」




「知恵子ちゃんか・・・お姉ちゃんと一緒に外に出ようね!」




私はニコッと笑った。





この後の悲惨な事件を考えずに-・・・