閉鎖病院

一気に血の気がひく。




「だ、誰!?」




私はまた後ろを向いた。




「シクシク・・・」



暗闇から現れたのは小さい女の子だ。




幽霊じゃないのかと足を見るが、ちゃんとある。




私はホッと安心した。



「どうしたの?」




私はその子の目の高さに合わせてしゃがんだ。