閉鎖病院

「もしもし!!美樹!?」




「落ちつけよ、岸本!!」 



 
「織田・・・君?、美樹が・・美樹がいないの!」



涙ぐむ目からは涙が溢れそうだ。



「こっちもだよ・・・将人がいなくなったんだよ!」




「どうしよう・・」



「とりあえず、原田に電話してみろよ」




「う、うん」



 
「こっちで原田を見つけたら電話するからじゃあ」




私は電話を切った。