閉鎖病院



病院の中は薄汚れていて、光も差し込まない。



「岸本と原田は1階な、俺達は2階を見るから」




この病院は、3階建てらしい。




この病院の噂は嫌と言うほど聞いた事がある。




3階建てなのに、4階建てになるとか。




2階は血の海だとか。



悪い噂ばかりだ。




「真帆!何ボーッとしてんの?行くよ?」



「あっ・・・うん」




美樹はケータイを開き、ライトの代わりにしている。