「じゃあ交換な」 
 


織田君がそう言うとみんなが一斉にケータイを取り出した。 


 
「俺は090-・・・・」 
 


「俺は080-・・・・」 
 


「私は090-・・・・」 
 


「私は090-・・・・」 
 


みんなが電話番号の交換を終えた。 
 


「おっし!中入るか!」 


 
岸田君はいまだに気合が入っている。 
 



そして岸田君は古びた門を押した。