妖精と彼女【完】







「…どんな人……?」





少し、あたしはアイツのことを思い返してみる。
…人、ではないよね。妖精だもん。

どんな………って聞かれると…






「…うざい感じ?あとへこたれない。」





唯一出た答えはそれだった。
彩音はあたしの答えを聞いて、大きな目をさらに見開きながらとても驚いていた。




「えぇえええっ!?悠、そんな人に今好かれてんの!?」





「……う、うん。」






「……意外だわ。私、てっきり悠は愛くんみたいなクールな人が好きなんだと思ってた。」





あたしは、彩音の言葉を聞いてキョトンと首をかしげる。






「なんで愛が出てくるの?」





「だって、悠って愛くんは褒めるけどそれ以外のタイプの男子とか見ても、何も反応しないじゃん。それって愛くんみたいなタイプが好みなんじゃないの?」





そう言われて、あたしはもう一度首をかしげる。
……まぁ、言われてみれば…?





「あー、まぁ…確かに言われてみればそうかも……。」




「だよねぇ……それなのに、」