そしてもう一杯、コップに勝手にスポーツ飲料を注いでテーブルに置いた。
後で飲みたくなった時用に、注がなくて良いように…という気配りらしい。
意外と細かなところに気がつくんだなぁと感心した。
そしてトウは冷えピタを手にとって、苦笑しながらあたしに手渡してきた。
「ごめんね…俺、冷えピタ貼るの下手だから貼ってあげられないや。静電気たまってるし。」
「……静電気…?」
冷えピタを受け取り、フィルムをはがして自分でおでこに冷えピタを貼る。
同じ理由を繰り返すトウに、あたしはやっぱり不審に思った。
トウは何か言いたげな顔をして、口を開いて…そして閉じた。
「…………」
トウが何か言うのではないかと思って起き上がった状態で待っていたけど、無言の時間が長くて体がキツくなってきた。
あたしは、モゾモゾとベッドに入って寝転んだ。



