妖精と彼女【完】






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2014.08.03 18:02
from 彩音
title やっほー(。・ω・)ノ゙
本文 今日お祭り行かない?



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……なんて返事しよう…。
もうお祭り始まってる時間だし、電話の方が良いかな…?





そう思い、あたしは彩音に電話をかけた。
2コールで彩音は電話に出た。





『はーい、もしもしー?悠〜?』



「あ!彩音!?ごめん、今メール見て……」





電話越しの彩音の声よりも遠くから、ザワザワとした音が聞こえる。
小さな子どもが騒ぐ声や、時々笛のような音も聞こえる。



…これはもうお祭り行ってるな…。






『もー!なんでケータイ見ないのー!?もうお祭り来ちゃってるんだけど!美優とか雛子とか、エリカも来てるんだけどー』






ふだんケータイを持って歩かなくて、それを娘に怒られるお母さんのようなことを彩音に言われながら、とりあえず謝る。





「あ…、うん。ごめん、ごめんってば。」




『もぉー、悠ってばどーせ『ヤマさんの推理傑作選』のDVD見ててケータイ見てなかったんでしょー!』




「違う!!『ヤマさんの推理傑作選スペシャル』!!!!」





彩音がDVDのタイトルを間違えたことはキッチリ指摘しながら、ケータイを見てなかったことは否定しない。