そしたらアダムは
私を優しく包み込んでくれた
今回アダムは会社のために
日本に来たそうだ
いろんな話をしているうちに
アメリカのNYに着いてしまった
アダムが自分のケータイの番号と
エヴァンス財閥の本社の場所を教えて
もらった
アダムは今月から次期社長として
教育を受けているから
ほとんど毎日会社にいるそうだ
水瀬財閥はブルックリン
エヴァンス財閥はマンハッタンにある
近くて良かったー
私たちは税関を通り
到着ロビーで別れた
お父さんとお母さんは
待合室Bにいるらしい
トイレに行ってから
待合室を探していると
アダムが待合室Bに入っていった!
見間違いだと思ったけど待合室に入った
しかし
そこには
ウチの親とアダムと
アダムの親っぽい人がいた
何で⁈
ドアの前に突っ立っていると
「久しぶりー
大人っぽくなったねー」
とお母さん
「突然だが
婚約者を紹介しよう」
えっ
ってか挨拶は?
久しぶりに会ったのに反応薄っ
なんでアダムいるの?
関係無くね?
婚約者紹介しようって
結婚出来るまであと1年だけど急ぎすぎでしょ
うーん
もしかして
もしかしてだけど
まさかアダムが私の婚約者?
そんなわけないか
