International Love



あのアダム?

『もしかして
エヴァンス財閥の御曹司じゃない?』

「やっぱり
あの 女の子でしょ
水瀬財閥の令嬢」



太平洋の上で私たちは奇跡的な
再会を果たした




「ねぇ
突然だけど告白していい?」

アダムが真剣な顔でみてきて
手を握られた


『何を?』

ちょっと期待してる

「君に初めて会ったときに君に一目惚れしたんだ
ずっと君が気になってて
今確信したよ
僕は君が好きだ」

彼が一言ひとこと喋る度に
ドキドキして嬉しくて
涙が出そうになった


「泣かないで
やっぱり迷惑だよね ゴメン
今の言葉忘れて」

『そんなことない』

掠れた声でやっと伝えた

「本当に⁉︎」


『うん
私もずっと気になってた
私も好き』



5年間想い続けてきたこの思い
奇跡 運命の赤い糸が
繋がった