2人は欲望のままに
夢中になった
お風呂に一緒に入り
家中で休まず愛を確かめた
結局
その夜は一睡もさせてもらえなかった
というよりしなかった
2人とも疲れ果てて
陽が昇ると倒れるように裸で眠った
その日は正午に起きた
アダムはまだ眠っている
起き上がろうとすると腰が立たない
仕方なくアダムの寝顔をしばらく眺めた
高い筋の通った鼻
長い睫毛
小さくも色っぽい唇
昨日の晩を思い出すと恥ずかしくて
仕方ない...
恥ずかしくて手で顔を隠した
「可愛い顔を見せて
恥ずかしがらないで」
びっくりして手を外すと
急におでこにキスされた
アダムはキス魔かもしれない
と思った
昨日もほぼずっーとキスをされていた
まぁそれはどうでもいいけど
『可愛くないし
ねぇ腰が立たないんだけど
どうしてくれるのよ!』
私はぶすっとしてアダムを睨んだ
「君は世界一美しいよ
さっき君は僕のことを愛おしそうに
見つめていたじゃないか睨むなよ」
と言うと顔に手を乗せて微笑んだ
「ゴメンねちょっと無理させたかな?
でも優花のせいだぞ」
はぁー⁈
『何で私のせいなのよ!
アダムがいろんなところで変なこと
するからでしょ』
「優花が可愛すぎて
やめられなかった」
あぁそうですか!
結局私のせいなのね
まぁいいや
「それより優花ってエロいんだね
身体もだけど」
アダムが腰に手を回しながら言った
意味わかんない
『そんなことないよ
そういうアダムも変態じゃない』
私は挑発的にアダムを見て
仰向けに倒して鍛えられた
胸板に手を乗せた
「優花って積極的だから
それに応えてあげなきゃ」
『私って積極的なの?
教えられたようにやった
だけなんだけど』
そういうことも勉強の一つとして
教えられた
