残された二つの言ノ葉、そして総司が抱える悲しみ。



隠されたその思いを感じながら、
私は未来に起こりたる、その日に恐怖を感じながら総司の後をよろよろと追いかけた。



駆けて行って少しでも捕まえていないと、
彼が今にも消えてしまいそうで……怖いから……。





ねぇ、鴨ちゃん……総司にその瞬間が訪れた時、
私はどうなっちゃうんだろう。



鴨ちゃんの時には、総司がその痛みを抱えてくれた。
だけどその次は……。




ゆっくりと忍び寄る足音に耳を塞ぐように、
私は総司の傍へと駆け寄った。