「…あ、言い忘れてたんだけど、僕たち4人で住んでるから。」







瑠宇のこの発言に一瞬、耳を疑った。










「そ、それって、もしかして……。」











ほっ、ホモっ⁉︎










葵がため息まじりに、









「雫音、変な意味じゃないからね。」








あたしの考えは、すぐバレた。











「俺たちは、なんつーの?あれ、」








玲斗が、かなくんに答えを求める。










「はぁ、本当に玲くんはバカだよねぇ。









本当に、3年生?笑









親戚ってゆーの。分かる?









しーんーせーきぃー」










かなくんが、鈴みたいな声でケラケラと笑う。








「…てんめぇ、上等だ。」









玲斗が怒りにフルフルと震えている。











何か、今だけ親近感わいたかも。笑













クスリとおもわず笑ってしまった。













「てめぇ、なに笑ってんだよ!あ、瑠宇、てめぇもか!!」












玲斗以外だけど、みんなと笑えて楽しかった。













でも、それは彼らの表向きの表情だった。













本当の彼らの顔を。














これから知ることになるなんて、















夢にも思ってなかった………。