あたしは冷めている方だと思う。




小さい頃、お姫様とか、魔法とか、信じたり憧れたりしなかった。






お母さんは、そんなあたしを超現実主義者っていう。








だから、あいつらが現れた時、あたしの人生が否定されたような気がして、










少し怖くなった。








だけど、どこか期待していたんだと思う。










あたしを変えてくれるかもしれないって。