カフェについてから、他愛のない話をして、服屋を少しみた。時間はあっという間に過ぎて、もう七時をまわっていた。

「今日はいきなり呼び出したのに、来てくれてありがとう。そろそろ時間だから、帰るね。」

彼は照れながら、おう。と言って、駅までついてきてくれた。

駅のホームに立ちながら話していると、少し混んできて、誰かに押された。
次に起こることがわかっていれば、彼に送ってもらうのを断っていたのに。