今日も、寒い夜に一人で歩いていた。

「はぁ、寒い」

そろそろ家の近くの歩道橋につく。
そこで何が起きるかも知らずに、早く家で温まりたいとだけ思っていた。

「優姫!」
「あ…」

なんて私は不幸なんだろう。こんな寒い日にこんなヤツに会うなんて。