はぁ。
教室についたけど七海がいなかった。
朝桐くんだっけ?彼氏のとこにでもいったのかな?
自分の席に座った。
「ねぇ」
クラスの女子4人ぐらいがあたしに話しかけてきた。
「なにか?」
あたしは睨み付けるように言った。
話しかけて来なくていいじゃんか。
だるい。
「あんたさ、なんでそんな髪型して眼鏡してんのよ。うっとうしい。」
は?
なんであんたたちにそんなこといわれないといけないの?
そんなの自分勝手でしょ?
リーダーみたいな子があたしの眼鏡を取った。
「やめて!!!返してお願い!!」
あたしは必死だった。
正体がバレてはいけない。
お父さんに言われていること。
でも、バレてしまった。


