気づいたら窓から夕日がさしてきていた。 どれぐらいだろう。 あたしが泣き止むまでずっと翔太くんは抱き締めてくれていた。 ヤンキーに襲われたときなぜか翔太くんが頭に浮かんだ。 好きじゃない。 嫌いだったはずなのに。 なぜか気づいたら大声で翔太くんを呼んでいた。 この気持ちの変化はなんだろう。 翔太くんなら… そう思ってしまう。 あたしどうしちゃったんだろう。