あのヤンキーに全て奪われた気がする。 汚れたんだ。 もう…あたしなんて消えたほうが…。 フワッ あたしをなにかが包んだ。 優しい匂い。 安心する。 翔太くんに抱き締められれると気づくのに時間はかからなかった。 翔太くんの温もりに触れていると感情が溢れだしてきた。 「ふぇ……翔太…くん………怖かったよぉ…」 あたしは翔太くんの温もりの中で泣いた。