俺様な彼氏様



由奈の部屋は白でまとめられていてシンプルだった。


由奈をベットに降ろして掛け布団を掛けた。





由奈…。



「あ、あの」






後ろから声がした。





振り返ったらさっきの若い女性がお辞儀をしていた。




「由奈をここまで連れてきてくれてありがとうございます。私は由奈の母神流由美子です。」



え、母!?



めっちゃ若いなぁ…。




「あ、えと、長峰翔太です」




俺は自己紹介した。





「もしかして長峰プロダクションの?」




「はい、そうです」



由奈の母は微笑んで、


「由奈をよろしくお願いしますね」





と、言って部屋を出た。